Rishab Shaju Prakhar Srivastava
[30日 ロイター] - 米暗号資産(仮想通貨)交換所大手コインベース・グローバルが30日発表した第2・四半期決算は、3四半期連続の最終赤字となった。暗号資産市場の低迷長期化を背景に取引量が減少し、業績を圧迫した。この発表を受けて株価は時間外取引で一時5.3%下落した。
第2・四半期の暗号資産市場は、米金利動向を巡る不透明感や地政学的緊張、暗号資産投資商品からの資金流出が重圧となり、投資家がリスク資産を回避する動きが強まった。そのため全般的な価格は、昨年10月に付けた過去最高値からの調整局面が続いている。
コインベースの取引収入は5億9900万ドルと、前年同期の7億6400万ドルから21%減少した。
サードブリッジのアナリスト、ジェイコブ・ズラー氏は「長く停滞する暗号資産の冬の時代が引き続きコインベースに圧力をかけており、規制の明確化も十分なスピードで進んでいない」と指摘した。
さらに同氏は「トークン化株式や無期限先物は現物暗号資産取引の落ち込みを補う可能性があるが、コインベースはその両分野で出遅れている」と述べた。
暗号資産関連の取扱銘柄数ではコインベースより小規模なロビンフッド・マーケッツも、第2・四半期の暗号資産取引収入が38%減少したと発表しており、市場全体で取引量が低迷している状況がうかがえる。
コインベースの取引以外の事業を含むサブスクリプション・サービス部門の売上高は5億5510万ドルで、前年同期比12.2%減少した。
第2・四半期の総売上高は12億2000万ドルと、前年同期比18.5%減少。純損益は3億5950万ドルの赤字(1株当たり1.36ドルの損失)となった。前年同期は14億3000万ドルの黒字(1株当たり5.14ドルの利益)だった。