Kuba Stezycki

[タルナワ・コロニア(ポーランド) 30日 ロイター] - ポーランドのトゥスク首相は30日、同国東部に落下した飛翔体がロシア製巡航ミサイル「Kh-101」である可能性が高いとの認識を示した。当局が爆発音の通報を受けて現場を調査し、農地でクレーターと飛散した残骸を発見した。

ロシア軍は同日、ウクライナに大規模な空爆を実施して西部リビウを含む各地で少なくとも8人が死亡。これを受けポーランド軍は領空防衛のため戦闘機を緊急発進させた。

トゥスク氏は緊急会合後に「あらゆる状況証拠がロシア製Kh-101ミサイルを示している」と述べた上で、ミサイルの種類や発射主体については「100%の確証を得たい」と語った。

また「ミサイルは無人地域に落下しており、直接的脅威はなかった。飛行を続けていれば撃墜する準備ができていた」と説明した。

ウクライナのシビハ外相もXへの投稿で、ロシアのKh-101巡航ミサイルがポーランド領空を通過したと主張した。

Kh-101は空中発射型の巡航ミサイルで、軍事専門家によると射程は2500キロ超。ロシア軍が2022年のウクライナ全面侵攻開始以降、主力攻撃兵器の1つとして使用している。

その後ウクライナ国境から約100キロのタルナワ・コロニア村近郊の落下現場を視察したトゥスク氏は「ポーランドが標的だったと考える理由はない」と述べ、ウクライナ空軍機が国境付近に接近したミサイルの迎撃を試みていたと明らかにした。

北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長はトゥスク首相と協議したことを明らかにするとともに「今回の事案はロシアによる無謀な行為であり、対ウクライナ戦争がもたらした危険な結果だ」とXに投稿した。

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