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[ニューヨーク 30日 ロイター] - 米大手投資会社KKRが30日発表した2026年第2・四半期決算は、運用資産の拡大に伴う手数料収入の増加や資産売却益が寄与し、市場予想を上回る利益を計上した。
調整後1株利益は1.63ドルで、LSEGがまとめたアナリスト予想は1.41ドルだった。
KKRは近年の金利上昇局面で、多くのプライベートエクイティ(PE)ファンドが従来型の買収・再編・売却モデルに苦戦する中、クレジット事業などへの多角化を進めてきた。第2・四半期には日本の半導体製造装置メーカーKOKUSAI ELECTRICの最終売却や、ソフトウエア会社ワンストリーム株の売却などを実施した。
エバーコアのアナリスト、グレン・ショアー氏は「大型案件がより成立しやすい状況にあり、大手スポンサーと中堅スポンサーの格差拡大を改めて示している」と指摘した。
ロバート・ルーイン最高財務責任者(CFO)は「第2・四半期は当社史上最大の資産売却の四半期だった。今後の売却案件のパイプラインにも大きな自信を持っている」と述べた。
投資成果にかかわらず得られる運用手数料収入は前年同期比25.5%増の12億5000万ドルとなった。
スコット・ナトール共同最高経営責任者(CEO)は、人工知能(AI)向けインフラ関連や、それに伴う不動産・クレジット取引が大きな投資機会になるとの認識を示した上で「次の半導体企業や次世代の大規模言語モデル(LLM)企業への投資ではなく、その周辺分野に注力している」と語った。
第2・四半期の資金流入額は340億ドルで、インフラ戦略を含む実物資産部門がけん引役になった。PE部門への資金流入は95億6000万ドル。クレジット部門への資金流入は91億ドルで、前年同期比約36%減少した。ただナトール氏は、運用資産総額7960億ドルのうち最大の割合を占めるクレジット事業について、年間ベースで過去最高の資金調達を見込んでいると述べた。
資産売却益を反映する実現成果報酬(キャリードインタレスト)は前年同期比でほぼ倍増し、2億1190万ドルとなった。
運用実績では、伝統的なPE運用資産の総収益率が4%となったほか、レバレッジドクレジットとプライベートクレジットの総合運用成績はそれぞれ2%、1%のプラスとなり、前四半期のマイナスから改善した。