Leika Kihara

[東京 31日 ロイター] - 政府・日銀が、30日のニューヨーク外国為替市場で円買い・ドル売り介入を実施したことが分かった。市場筋が明らかにした。同市場でドルは円に対し、2カ月ぶりの安値となる157円台まで急落していた。

日本経済新聞は日本時間31日朝、政府と日銀がニューヨーク市場で大規模な円買い・ドル売り介入を実施したと報じていた。日経によると、米財務省の指示でニューヨーク連銀が複数の銀行にレートチェックも行っていたという。

ロイターは日本の財務省にコメントを求めたが、現時点で回答を得られていない。ニューヨーク連銀はコメントを控えた。

ベセント米財務長官は米FOXビジネス・ネットワークの記者に対し、日本政府が30日に為替介入を実施した可能性があると語った。ベセント氏は「私には円がとても過小評価されているように見える」と話した。

日本政府はこれまで為替介入前に強いシグナルを発信することが多く、市場は今回不意を突かれた形。三菱UFJモルガン・スタンレー証券の植野大作チーフ為替ストラテジストはニューヨーク市場でドルが急落した直後、「事前通告なしの介入​を実践したのかもしれない」と語っていた。「米連邦公開市場​委員会(FOMC)と日銀会合を通過したら介入があると多くの市⁠場関係者が思っていたところで、裏をかく形でサプライズを狙う考えも​あったかもしれない」と述べていた。

日銀は31日、金融政策決定会合の結果を発表し、植田和男総裁が記者会見する。日銀は政策金利を1%のまま据え置くとみられている。米連邦準備理事会(FRB)は28━29日の連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利を据え置いたが、3人の委員が利上げを主張した。

政府・日銀による為替介入は、4月末から5月初めの大型連休中以来。このときは合計11兆円超の円買い・ドル売り介入を実施していたnL4N4260WO。160円台後半だったドル/円は155円台前半まで下落した。その後に再び円安が進み、7月30日は163円台で推移していた。

(木原麗花 取材協力:山口貴也、鬼原民幸、平田紀之、青山敦子)

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