Noel Randewich
[ニューヨーク 30日 ロイター] - 米国株式市場は大幅高で取引を終えた。半導体株が急伸し、マイクロソフトが過去18年で最大の上昇率を記録した。同社が29日、人工知能(AI)インフラへの巨額投資を巡る懸念を和らげる好調な見通しを示したことが背景。
マイクロソフトは15%超上昇し、時価総額を4500億ドル押し上げた。米国株式市場で1社が1日に記録した増加額として過去最大となった。
同社は四半期売上高とクラウド事業の伸びについて市場予想を上回る見通しを示した。設備投資額は予想を下回り、始まったばかりの2027会計年度を通じて現金を創出し続ける見通しだとも表明した。
今年に入り、投資家は大手テクノロジー企業のAIへの巨額投資を懸念してきた。先週にはアルファベットとテスラがマイナスのキャッシュフローを報告し、AI関連銘柄の売りを誘発。半導体株も、割高なバリュエーションに投資家が疑問を抱く中で下落圧力を受けていた。
メタ・プラットフォームズは下落。第2・四半期のフリーキャッシュフローが91%減少し、巨額のAI関連投資が財務を圧迫している状況が浮き彫りになった。
アージェント・キャピタル・マネジメントのポートフォリオマネジャー、ジェド・エラーブルック氏は「これらはまさに『激戦』銘柄だ。巨額の設備投資に対する投資利益率(ROI)が見合うものかどうか、投資家は判断しかねている」と指摘。「マイクロソフトは昨日、結果を出した。おそらく同社は『激戦』陣営から『信頼できるAIの勝者』銘柄へと移行できるだろう」と述べた。
フィラデルフィア半導体指数(SOX)は8.2%急伸。マイクロン・テクノロジーが18%、サンディスクが26%、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)が13%、それぞれ上昇した。
アマゾン・ドット・コムは3.9%上昇、アップルは1.4%下落した。両社とも取引終了後に決算を発表した。
S&P500の11業種では7業種が上昇。情報技術が5.2%高で上昇を主導し、一般消費財が1.6%高で続いた。
クアルコムは2.6%下落。第4・四半期(7─9月)の利益見通しが市場予想を下回ったほか、アップル製品からの売上高が予想以上に速いペースで減少すると警告した。
スターバックスは1.6%上昇。通期の売上高と利益の見通しを引き上げた。
米国株式市場全体では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を2.2対1の比率で上回った。
米取引所の合算出来高は180億株。直近20営業日の平均は172億株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 52208.06 +613.92 +1.19 52114.27 52266.4 51655.52
5
前営業日終値 51594.14
ナスダック総合 25122.18 +679.24 +2.78 24852.05 25171.4 24813.84
4
前営業日終値 24442.94
S&P総合500種 7437.63 +121.48 +1.66 7390.45 7448.75 7370.98
前営業日終値 7316.15
ダウ輸送株20種 21089.23 -372.63 -1.74
ダウ公共株15種 1132.98 -8.11 -0.71
フィラデルフィア半導体 11302.99 +855.50 +8.19
VIX指数 17.09 -3.57 -17.28
S&P一般消費財 1812.32 +28.04 +1.57
S&P素材 644.68 +1.38 +0.21
S&P工業 1508.84 +14.95 +1.00
S&P主要消費財 944.43 -21.63 -2.24
S&P金融 948.04 +5.53 +0.59
S&P不動産 288.56 -3.59 -1.23
S&Pエネルギー 905.59 +4.68 +0.52
S&Pヘルスケア 1904.20 -31.93 -1.65
S&P通信サービス 436.51 -11.28 -2.52
S&P情報技術 6589.82 +328.39 +5.24
S&P公益事業 453.54 -2.40 -0.53
NYSE出来高 13.68億株
シカゴ日経先物9月限 ドル建て 63765 + 2055 大阪比
シカゴ日経先物9月限 円建て 63725 + 2015 大阪比