Ahmad Ghaddar
[ロンドン 2日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)加盟国のクウェートの原油生産量が6月に日量165万バレルとなり、前月の日量58万バレルから急増したことが分かった。事情に詳しい情報筋が2日、ロイターに明らかにした。6月最後の10日間の生産量は最大で日量190万バレルまで回復した。
米国とイランの暫定和平合意を受けて湾岸諸国が原油を増産し、ホルムズ海峡を経由した輸出が急速に回復しつつあることを示した。
米国とイスラエルによる攻撃を受けたイランがホルムズ海峡を事実上封鎖する前、クウェートの原油生産量は日量約250万バレルだった。封鎖を受けて同国やサウジアラビア、イラクなどの湾岸産油国は日量数百万バレル減産していた。
クウェート石油公社(KPC)は6月18日、中東紛争に伴って発していた原油輸出に関する不可抗力条項(フォースマジュール)の宣言を全て撤廃すると発表し、原油のバイヤーに対して売却を提示していた。
ロイターの報道を受け、2日の北海ブレント原油先物価格および米WTI原油先物価格は下落幅を拡大した。原油価格はイラン攻撃前の2月下旬以来の低水準で取引されていた。