Mariam Sunny Jennifer Rigby

[2日 ロイター] - コンゴ民主共和国で流行しているブンディブギョ株エボラウイルス感染症の治療薬臨床試験が始まり、2日に最初の患者が登録された。世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長が記者団に明らかにした。

ただテドロス氏は、イトゥリ州のエボラ治療センターが襲撃されて2人が死亡したことに言及し、感染拡大への対応がなお困難なことを示す事例だと指摘した。

同氏は「こうした進展にもかかわらず、われわれは不信感や暴力など重大な課題に引き続き直面している」と述べた。

ブンディブギョ株には現在、承認されたワクチンや治療薬がない。コンゴ民主共和国では同株により438人の死者を含む1400人超の感染が発生している。

テドロス氏によると、コンゴ民主共和国では過去2週間、1日平均38人の新規感染が確認されている。

WHOによると、1000人超の患者を対象とするこの臨床試験は完了に数カ月を要する可能性がある。米マップ・バイオファーマシューティカルの実験的抗体「MBP134」について、ブンディブギョ株エボラの単独治療薬としての効果と、米ギリアド・サイエンシズの抗ウイルス薬レムデシビルとの併用時の効果を評価する。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。