[ロンドン 2日 ロイター] - 英次期首相就任が有力視されているバーナム下院議員(労働党)は2日のLBCラジオで、将来組閣する場合の財務相人事はまだ決めていないことを明らかにした。
スターマー首相の後任を目指す意向を表明したバーナム氏は、「トリクルダウン経済(大企業や富裕層が潤えば、低所得者層にも恩恵が行き渡る構造)」に終止符を打つと公約している。バーナム氏は名乗りを上げる候補者がいるものの、議会が「政策や方向性よりも、人物について延々と憶測を巡らせようとしている」ことにいら立ちを露わにした。
その上で「まずここで何が提案されているのかを理解し、それから国の新たな方向性を実現するために自分たちがどのような貢献ができるかを考えることが本当に重要だと思う」と訴えた。
自身の財務省勤務を含めた過去の政府職や、グレーター・マンチェスター市長としての実績を挙げて「公的財政に関して私は無鉄砲な人間ではない」と強調。労働党のマニフェスト(政権公約)を順守する一方で、パブや接客業、大衆的な商店に対する減税の財源として、他の企業への増税を検討することを明らかにした。
一方、スターマー氏は国防費の上積み計画を発表したものの、財源のうち47億ポンドについては自身が退任後の今年後半に詳細を示すとした。
スターマー氏から「手りゅう弾」を渡されたと受け止めているかとの質問に対し、バーナム氏は「国が極めて真剣に向き合わなければならない問題だと考えている」と回答。さらに「私は防衛投資計画への資金を調達する責任を全うする。その立場にあれば、その責任を極めて真剣に受け止める」とし、「国家の安全保障に関しては、いかなる妥協も許さない」と力説した。