Anirban Sen
[ニューヨーク 1日 ロイター] - 米ヘッジファンド運用大手ブリッジウォーター・アソシエーツの旗艦マクロファンド「ピュア・アルファ」が2026年上期に8.1%のリターンを上げたことが、事情に詳しい複数の関係者の話で1日分かった。相場が乱高下する中でも堅調な運用成績を確保した。
大手ヘッジファンドは今年、イラン戦争を背景とした金融市場の混乱に見舞われ、大きな損失を被った。
しかしその後、業界は回復。2人の関係者によると、ミレニアムやポイント72といった大規模なマルチストラテジー・ファンドも、同期間に2桁のリターンを記録した。
現在約1020億ドルの資産を運用するブリッジウォーターは近年、人工知能(AI)を活用して投資判断を行うファンドなど、新たな戦略に注力している。また、ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズと提携し、上場投資信託(ETF)も立ち上げている。
関係者の1人によると、AIファンドの「AIAマクロファンド」も同期間に8.1%のリターンを記録した。同ファンドは2023年終盤の運用開始以降、年率換算で11.3%のリターンを上げており、現在の運用資産は約45億ドル。
ピュア・アルファ18ファンドは25年上期にはリターンが17%だった。関税を巡る市場の不透明感を利用して大きな利益を上げた。25年通年のリターンは34%となった。