[1日 ロイター] - ロシアは、ウクライナによるエネルギー関連インフラへの攻撃に起因する燃料不足を緩和するため、インドから海上を経由したガソリン輸入を開始した。2人の業界関係者が1日に明らかにした。
燃料不足はロシア全域に及んでおり、配給制の導入やガソリンスタンドでの長蛇の列、記録的なガソリン価格の上昇といった形で顕在化している。
ロシア大統領府は6月30日、同国が他国と連絡を取り合い、許容可能な価格での燃料輸入について協議していると述べた。
ロシアのエネルギー省とインドの石油省は、コメントの要請に回答していない。具体的にインドのどの製油業者がロシアにガソリンを供給しているのかも判明していない。
ただ業界関係者の1人は、少なくとも6万トンのガソリンがインドからロシアに向けて発送されたと説明。もう1人の関係者は、それぞれ3万トンから4万トンの貨物を積んだタンカー2隻がロシアに送られたと述べた。
さらに3人目の関係者によるとロシアは、既に燃料をロシアに輸出している隣国ベラルーシを含め、さまざまな国から毎月合計40万トンのガソリンを輸入する計画だという。
需要が高まる夏季のロシアにおけるガソリン消費量は、1日当たり少なくとも11万トンに達する。
プーチン大統領は6月28日の政府閣僚らとの会議で、ウクライナによる製油所へのドローン(無人機)攻撃が一部の地域で燃料不足を引き起こしたことを認めたが、ロシアはこれに対処していると強調した。
ロイターの計算と関係者の話に基づくと、ベラルーシによるロシアへのガソリン鉄道輸送量は、6月前半には5月前半と比べてほぼ3倍の7万トン超に増加した。