Mayu Sakoda

[東京 29日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は小幅に反発し、前営業日比107円23銭高の6万9468円11銭で取引を終えた。中東情勢を巡る警戒感が後退する中、出遅れていた内需株に買いが向かった。一方、人工知能(AI)や半導体関連銘柄の一角には利益確定売りが出て、指数の上値は重かった。

日経平均は249円高と反発して寄り付いたが、その後マイナス圏に沈み1363円安の6万7997円57銭の安値を付けた。前週末のフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が大幅安となった流れで半導体関連株の一角が大幅下落し、日経平均を押し下げた。半導体関連株はこのところの急ピッチな上昇を受けて、高値警戒感が根強い。

後場もマイナス圏でもみ合っていたが、急速に下げ幅を縮小しプラス転換した。時間外取引での米株先物指数が底堅く推移したことや、韓国の総合株価指数(KOSPI)が下げ幅を縮小したことが投資家心理の支えとなった。韓国でAIと半導体向けの大規模投資プロジェクトが発表されたことが材料となったとの声が聞かれた。

三井住友信託銀行の瀬良礼子シニアマーケットストラテジストは、このところの日経平均の乱高下について「四半期末の持ち高調整やFRBの年内利上げ観測が重しとなる一方、日経平均の7万2000円台定着への期待や乗り遅れる恐怖(FOMO)も強く、売り買いが拮抗している」と話す。一方、景気敏感株の一角には買いが入っており、「日本政府の370兆円規模の成長戦略が打ち出される中、株式全般への先高期待は根強い」という。

TOPIXは0.47%高の3982ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.48%高の2053.88ポイントだった。プライム市場の売買代金は11兆8255億4600万円だった。

東証33業種では、値上がりその他製品、倉庫・運輸関連、保険、サービスなど24業種、値下がりが非鉄金属、鉱業、ゴム製品など9業種となった。

主力株では、ソフトバンクグループ、キオクシアホールディングス、フジクラが4─5%超安、アドバンテストが1%超安。半面、太陽誘電は10%超高、東京海上ホールディングスが5%高、東京エレクトロンと京セラが2%超高となった。

新興株式市場は、東証グロース市場250指数が2.96%高の702.77ポイントと、反発した。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1089銘柄(69%)、値下がりは416銘柄(26%)、変わらずは35銘柄(2%)だった。

終値 前日比 寄り付き 安値/高値

日経平均 69468.11 +107.23 69609.88 67,997.57─

69,609.88

TOPIX 3982.00 +18.64 3976.82 3,940.45─3

,995.57

プライム市場指数 2053.88 +9.71 2050.28 2,033.24─2

,060.71

スタンダード市場指数 1624.56 +7.19 1619.84 1,611.26─1

,624.56

グロース市場指数 903.05 +24.07 887.00 884.22─903

.05

グロース250指数 702.77 +20.22 689.69 687.19─702

.77

東証出来高(万株) 269456 東証売買代金(億 118255.4

円) 6

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。