一般的な照明の改修工事は、現地調査から配線設計、器具選定、工事・竣工というフローで進められる。特に現地調査や器具選定では、ダウンライトを埋め込む穴径のサイズなどを見誤ってしまうと工事日に取り付けができず、器具の再手配や工事日の再設定、納期遅れなどに繋がってしまう。
また、調査や施工時に器具を外す際のミスによる天井ボードの破損や、取り付け前に明るさや配光のシミュレーションができないことなども、現場での調査や施工における省力化を阻む“困りごと”となっていた。
今回の新たなダウンライトの大きな特徴の一つが、3つの大きさの穴径に1台で対応可能なこと。手元で簡単にサイズ調整ができるパナソニック独自の回転式取付バネ構造を採用し、Mタイプは直径100mm、125mm、150mm、Lタイプは150mm、175mm、200mmの穴径に対応する設計となっている。
1台で複数の穴径に対応するリニューアルダウンライト
一つの穴径に対して適切な製品を選定する必要があった既存のダウンライトに対し、1台で複数の穴径に対応する今回のリニューアルダウンライトでは、現場調査時の手間と不安を大幅に減らすことができるうえ、念のため複数の器具を現場に持ち込むといった工事当日の労力も削減できる。
さらには、リニューアルプレートが不要になる幅広枠設計で、安心かつ便利な施工も実現した。従来の工事では、既存の器具を外した際の穴や補修跡を目立ちにくくするため、リニューアルプレートを追加設置するケースが多かった。
対してリニューアルダウンライトでは、リニューアルプレートに代わる幅広枠を製品自体に設け、ダウンライトのみの設置で補修跡などを隠せる設計に。結果としてリニューアルプレートの追加設置が不要となり、その分だけ工数や手間の削減が実現できる。
また、調光タイプはパナソニックの無線調光機能「ウィズリモ2」に対応し、設置後の明るさの調整も可能。従来のLED照明の更新工事では、現場調査の段階で既存器具の光源の仕様などを完全に把握できず、交換後の部屋が「明るすぎた」「暗すぎた」とトラブルになるケースも多かった。100形から250形まで、難しい設定も不要で設置後の明るさが自在にコントロールできるこうしたダウンライトも、パナソニックEW社によれば業界で唯一のものだという。
“蛍光灯の2027年問題”によって急増する需要と、電気工事業界が直面する深刻な人手不足や熟練工の高齢化。今回のリニューアルダウンライトが実現する現場の省力化は、そうした課題の解決に向けた一手となるものだ。
一見すると地味な製品ではあるものの、「いい今日と いい未来を 電気設備から」をパーパスに、顧客や業界の様々な課題に寄り添うソリューション提案を行うパナソニックEW社らしい取り組みだ。
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