Kentaro Sugiyama

[東京 8日 ロイター] - 内閣府が8日に発表した5月の景気ウオッチャー調査で現状判断DIは43.6となり、前月から2.8ポイント上昇した。3カ月ぶりのプラス。中東情勢の先行きに対する不安は残るものの、大型連休の日並びや天候が良かったことが景況感を上向かせた。先行き判断DIも夏休み需要への期待感などで上昇した。

中東情勢の影響に対する過度な不安はいったん落ち着いたが、ナフサや資材の供給不安は解消していない。内閣府はウオッチャーの景気の見方を「中東情勢によるマインド面の下押しを中心に、このところ持ち直しの動きに弱さがみられる」と据え置いた。

指数を構成する3部門では、家計動向関連が前月から3.3ポイント上昇し43.8、企業動向関連が2.2ポイント上昇し43.7、雇用関連は0.1ポイント上昇し41.5となった。

回答者からは「5月にもかかわらず夏日の日が出てきたことで、エアコンの販売が急拡大している」(近畿=家電量販店)、「現時点では中東情勢や日中関係の影響はあまりないが、今後が不安」(東海=テーマパーク)といったコメントが寄せられた。

2─3カ月先の景気の先行きに対する判断DIは、前月から1.3ポイント上昇の40.7。2カ月連続のプラス。内閣府は先行きについて「中東情勢による不透明感がみられる」で維持した。

ウオッチャーからは「夏に向けて、様々なイベントが開催されるため、客の購買意欲が上向くと期待している」(北海道=百貨店)とする声が聞かれた一方、中東情勢の影響による景気悪化を懸念する指摘も多かった。

調査期間は5月25日から31日。

*内閣府の発表資料は以下のURLでご覧になれます。

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