[東京 8日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は大幅に続落し、前営業日比2547円72銭安の6万4040円40銭となった。前週末に発表された米雇用統計が市場予想を上回る内容だったことを受けて米国での年内利上げの観測が強まり、人工知能(AI)・半導体株安となった流れを引き継いだ。一方、AI成長への期待感は根強く、下値では押し目買いを支えに下げ渋る様子もみられた。

・日経平均は640円安でスタート後、先物で断続的な売りが出る中、一時3181円安の6万3406円に下落。

・一極集中的に上昇してきたAI・半導体関連株を中心にポジション調整の動き。

・ソフトバンクグループや東京エレクトロン、アドバンテストなど、人工知能(AI)半導体関連株が軒並み大幅安。

・サービスや小売りといった内需株の一角への資金シフトも意識。東証プライム市場の値下がり銘柄数は75%程度で全面安には距離。

・中東情勢の先行き不透明感や、米スペースXによる新規株式公開(IPO)に伴う換金売りへの警戒感くすぶる。

・AI成長期待で下値では押し目買いも。目先の下値めどは25日移動平均線(6万3410円=5日)。

・今週は5月の米消費者物価指数(CPI)、生産者物価指数(PPI)に関心。

・TOPIXは2.66%安の3844.11ポイント。

・東証プライム市場の売買代金6兆0225億0600万円。

・東証33業種では、値上がりはサービスや小売、医薬品など8業種、値下がりは非鉄金属や電気機器、ガラス・土石製品など25業種。

・東証プライム市場の値上がり397銘柄(25%)、値下がり1146銘柄(73%)、変わらず21銘柄(1%)。

<東京海上アセットマネジメントの若山哲志シニアファンドマネージャー>

「本格的なリスクオフが起きている感じではない。米利上げへの警戒感で米株安となったが、雇用統計は強く、景気が悪いわけではない」

「(米CPIなどで)米利上げの思惑がさらに強まるようなら、話は変わってくるかもしれない」

「米連邦準備理事会(FRB)の新議長のスタンスを見極めたいムードもある」

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