[ロンドン 5日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行、BOE)金融政策委員会(MPC)のディングラ委員は5日、中東紛争を受けたエネルギー価格の変動を見極めるのは極めて難しく、今後の金利の道筋について方向性を示すのは非常に困難との認識を示した。
ディングラ氏はユニバーシティ・カレッジ・ロンドン主催のイベントで、「来月、または今後の金利判断について問われれば、それは非常に答えにくい」とし、エネルギー危機の行方が最大の懸念事項だと述べた。
BOEは4月のMPCで政策金利を3.75%に据え置くことを8対1で決定。この際ディングラ氏は多数派の一員だったが、イラン戦争勃発前の2月のMPCでは金利据え置きに反対し、利下げを主張していた。
4月のMPC議事要旨でディングラ氏は、中東紛争が早期に解決し原油価格が大きく下落すれば、再び利下げが適切になるとの見方を示しつつ、情勢が悪化した場合はある程度の引き締めが適切になる可能性があると指摘していた。