[ニューデリー 5日 ロイター] - インド統計局が5日発表した2026年1─3月期の国内総生産(GDP)は前年同期比7.8%増だった。民間投資や農業、建設が堅調な一方、イラン情勢に伴う当初の影響は限定的だった。ロイターがまとめたエコノミスト予想7.2%を上回った。25年10─12月期が8.0%増と前回発表の7.8%増から上方改定されたため、伸び率は鈍化した。
より安定した成長指標とみなされる粗付加価値(GVA)ベースでは7.9%増だった。
分野ごとで見ると、製造業は前年同期比7.3%増と、前四半期の12.8%増(改定値)から減速。建設業は8.4%増、雇用の4割超を抱える農業は3.6%増で、いずれも前四半期から伸び率が加速した。インドGDPの57%を占める民間消費支出は7.1%増と、前四半期から鈍化。政府支出は4.9%増、民間投資は10.8%増と、いずれも前四半期から加速した。
25年度(25年4月─26年3月)のGDPは7.7%増と、今年2月時点の見通しである7.6%増を上回った。
HDFC銀行のエコノミスト、サクシ・グプタ氏は、中東情勢による混乱の影響を踏まえ、26年4─6月期以降は成長が鈍化する可能性が高いと言及した。モンスーンが少雨だったことに伴う農作物の不作で成長が下振れする恐れも指摘されている。
インド準備銀行(中央銀行)は5日、主要政策金利の据え置きを決めた。26年度の成長率見通しは6.6%とし、従来予測から引き下げた。