[サンクトペテルブルク(ロシア) 5日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は5日、ウクライナのゼレンスキー大統領が前日に公表した公開書簡に「無礼な文言」が含まれているとし、現時点でゼレンスキー氏と会談する理由はないと述べた。

ゼレンスキー大統領は4日に公表したロシアのプーチン大統領宛ての公開書簡で、和平実現に向けロシアとウクライナの対面形式での首脳会談の実施を提案した。

プーチン氏はロシア北西部サンクトペテルブルクで開かれている国際経済フォーラムで演説を行った際にゼレンスキー氏の書簡について問われ、「われわれに必要なのは持続的な和平合意だ」とし、「ゼレンスキー大統領は会談を要請したが、会う理由は見当たらない」と述べた。

その上で、ゼレンスキー氏の書簡に「一部にかなり無礼な文言が含まれている」とし、誠実な対話の提案とは受け止められないと非難。「対面での会談の条件を整えるためのものなのか、それとも会談を設定しないためのものなのか。後者だと考えている」と述べた。

また、ウクライナがトランプ米政権を和平交渉の保証役としてなぜ受け入れようとしないのか理解できないとした上で、「トランプ大統領に感謝しているが、まだやるべき仕事は残されている」と語った。

プーチン氏はまた、ロシアの実業家がウクライナの首都キーウでゼレンスキー大統領と面会したと明らかにした。

ウクライナによるロシアに対する攻撃については、一定の経済的な損害が及んでいることは認めたものの、経済に対する脅威にはなっていないとの認識を示した。

プーチン氏は前日に行った外国メディアとの会見でも強硬姿勢を維持し、ロシア軍は戦場で前進していると主張。トランプ大統領の和平提案については、ウクライナに譲歩する用意があれば戦闘終結につながる可能性があると述べていた。

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