Luiza Ilie

[ブカレスト 5日 ロイター] - ルーマニアの港湾都市コンスタンツァにある同国最大港で5日、石油ターミナル付近で海上ドローン(無人機)が自爆した。ウクライナは、ロシアの電子妨害でドローンが制御を失い、針路を外れたとしている。

負傷者は報告されていないものの、北大西洋条約機構(NATO)の東方境界に位置するルーマニアの人口密集地域で、わずか1週間のうちに発生した2件目の重大事案で、ウクライナでの戦争が周辺国に波及する脅威が高まっている。

ウクライナ海軍は、ロシアによる電子戦の影響で黒海上のドローン1機が制御不能になったと発表。死傷者を避けるためルーマニア側に警告したという。

ルーマニアのニクショル・ダン大統領はロシアに責任があると非難。ソーシャルメディアで「ドローンがルーマニアの領空に侵入したことは、ロシアがウクライナに対して仕掛けた戦争の直接的な結果だ」と述べた。

先月29日には、ウクライナとの国境に近い南東部の都市ガラツィで10階建て集合住宅の屋根にドローンが墜落し、爆発と火災で少なくとも2人が負傷した。NATO加盟国の人口密集地で負傷者が出たのはこれが初めてだった。

在ルーマニアのロシア大使館は事件への関与を否定。ドローンはロシア製ではないと発表した。

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