Libby George
[ロンドン 3日 ロイター] - 欧州復興開発銀行(EBRD)は3日公表した報告書で、中東紛争に伴うエネルギー価格高騰とサプライチェーン(供給網)の混乱により、多くの新興国で経済成長が今年減速するとの見通しを示した。
EBRDが支援対象とする41カ国の今年の成長率予想は3.1%で、2月時点の予測から0.5ポイント引き下げられた。
チーフエコノミストのビエタ・ヤボルチク氏は「今回の報告書はエネルギーショックの継続を示す内容だ。欧州は製造業景況感が弱いという難しい局面でエネルギーショックに見舞われた」と述べた。
EBRDはトルコ、ウクライナ、エジプトなど主要国の成長見通しを下方修正した。最も引き下げ幅が大きかったのはレバノンとイラクで、修正幅はそれぞれ6.0ポイントと5.1ポイント。両国の今年の成長率予想はマイナス2.0%、マイナス1.5%で、いずれもマイナス成長が見込まれている。