Sam Li Lewis Jackson
[北京 4日 ロイター] - 4日アジア時間の原油先物価格は反落している。イスラエルとレバノンが停戦で合意したことを受け、イラン戦争終結に向けた合意への期待が高まった。また、米下院がトランプ大統領の戦争権限を抑制する決議を可決したことも材料視されている。
0015GMT(日本時間午前9時15分)時点で、北海ブレント先物は0.67ドル(0.69%)安の1バレル=97.14ドル、米WTI先物は0.62ドル(0.65%)安の95.40ドル。
両指標は前日に約2%上昇していた。イランによるクウェート攻撃や米軍によるホルムズ海峡近くでの攻撃など、中東での敵対行為が再燃したことが背景。
米下院は3日、議会が承認するまでイラン戦争の停止を求める民主党主導の戦争権限決議案を可決した。多数派の与党共和党内でも戦争に対する懸念が高まっていることを反映した。
トランプ氏は3日、イランとの協議が順調に進んでいるとし、早ければ今週末に進展する可能性を示唆した。
一方、イランのアラグチ外相は3日、米国との接触は断たれていないものの、交渉に進展はないと発言。双方が交換した文書を検討しているところだとも述べた。
米エネルギー情報局(EIA)が3日発表した週間石油在庫統計によると、原油在庫は5月29日までの1週間に800万バレル減少し、4億3370万バレルになった。ロイターがまとめたアナリスト予想は400万バレルの減少だった。
海通期貨はリポートで、世界の原油在庫が急速に減少する中で需給の不均衡が続いているため、原油価格はレンジの上限に向かって上昇する可能性が高いとの見方を示した。