[ニューヨーク 3日 ロイター] - 米国株式市場は反落。中東情勢の緊迫化や原油価格の上昇を背景にインフレ懸念が強まり、利益確定売りが優勢となった。

金融株や情報技術株の下げが重しとなり、主要3指数がマイナス圏で終了。小型株中心のラッセル2000指数は大型株をアンダーパフォームした。

半導体株は1.4%上昇し、人工知能(AI)への熱狂が健在であることを示唆した。ただ、巨大ハイテク企業7社「マグニフィセント7」のうち6社は下落し、メタが4.2%高と唯一上昇した。

中東では米国とイランの間で戦闘が再び激化した。これを受けて原油価格が上昇し、エネルギー価格の上昇圧力がより広範なインフレへと波及する可能性があるとの懸念が強まった。

USバンク・ウェルス・マネジメントのシニア投資ディレクター、ビル・ノーシー氏は「非常に良好な米経済のファンダメンタルズ(基礎的条件)と、中東紛争の長期化が下振れリスクにつながるという懸念の綱引きが続いている」と指摘。「ホルムズ海峡の封鎖期間がインフレ期待の主要な変数になる」とし、「封鎖が長引くほど、米連邦準備理事会(FRB)が年内に利下げを実施できる可能性は低くなる」と述べた。

米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は3日、中東での戦争などに関連するインフレ上振れリスクは長期化しないとの見方を示し、FRBが金利を変更する必要はないとの見解を改めて示した。

S&P総合500種の主要11業種では、情報技術と金融の下落率が最大だった一方、原油高を受けてエネルギーの上昇が目立った。

半導体のマーベル、インテル、クアルコム、サンディスクは3.7─6.7%上昇した。

引け後に決算を発表したブロードコムは時間外取引で4.5%下落した。

スイスのパートナーズ・グループが86億ドルのプライベート・エクイティ・ファンドからの引き出しを制限したことを受け、資産運用会社が下落。KKR、ブラックストーン、ブルーアウル、アレス・マネジメントが3.8─4.2%安となった。

一方、ゲーム・ストップは6.0%高。四半期決算が増収となったほか、20億ドルの自社株買い計画を発表した。

ニューヨーク証券取引所(NYSE)では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を3.04対1の比率で上回った。ナスダックでも2.59対1で値下がり銘柄が多かった。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 50687.07 -620.72 -1.21 51220.92 51220.92 50687.07

前営業日終値 51307.79

ナスダック総合 26853.98 -239.93 -0.89 27092.85 27130.88 26769.16

前営業日終値 27093.90

S&P総合500種 7553.68 -56.10 -0.74 7605.31 7605.35 7551.22

前営業日終値 7609.78

ダウ輸送株20種 21480.20 +10.06 +0.05

ダウ公共株15種 1094.79 -6.53 -0.59

フィラデルフィア半導 13916.96 +190.69 +1.39

VIX指数 16.06 +0.29 +1.84

S&P一般消費財 1915.77 -20.79 -1.07

S&P素材 644.11 +1.53 +0.24

S&P工業 1470.05 -1.47 -0.10

S&P主要消費財 915.76 +7.03 +0.77

S&P金融 844.11 -10.37 -1.21

S&P不動産 275.63 +0.25 +0.09

S&Pエネルギー 891.56 +12.12 +1.38

S&Pヘルスケア 1714.22 +11.80 +0.69

S&P通信サービス 471.82 -0.83 -0.18

S&P情報技術 7151.52 -110.51 -1.52

S&P公益事業 442.05 -2.39 -0.54

NYSE出来高 14.28億株

シカゴ日経先物6月限 ドル建て 68245 - 315 大阪比

シカゴ日経先物6月限 円建て 68240 - 320 大阪比

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