Noriyuki Hirata
[東京 2日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は3日ぶりに反落し、前営業日比200円09銭安の6万6734円24銭で取引を終えた。中東情勢の不透明感が晴れない中で、急ピッチな株高の反動による利益確定売りが優勢となった。一方、人工知能(AI)・半導体関連株の先高観は根強く、大引けにかけて下げ幅を縮めた。
日経平均は300円安でスタートした後、一時1383円安の6万5551円に下げを拡大し、節目の6万6000円を割り込む場面があった。原油価格は米標準油種WTI先物が1バレル91ドル台と高止まりし、原油の供給制約の影響を受けやすいセクターを中心に幅広く売りが出た。
直近の株高をけん引したAI・半導体関連株の多くの銘柄で売りが先行し、指数を押し下げた。市場では「(AI株高の)モメンタム(勢い)の強さは理解できても、行き過ぎの印象もあり、いったん警戒感が強まるのは当然」(アセットマネジメントOneの浅岡均チーフストラテジスト)との声があった。
ただ、AI・半導体関連の株高基調には業績の裏付けも意識されており「利益確定売りが一巡すれば再び買い戻される」(浅岡氏)との見方は根強い。関連銘柄は後場にかけて下げを縮めたりプラスに転じた。キオクシアホールディングスがきょう、機関投資家・証券アナリスト向けの説明会を予定しており、良好な内容を先取りしようとする動きも観測された。
AI・半導体関連株の下げ渋りもあって、日経平均は大引けにかけて下げ幅を縮めた。円金利が低下したことも、投資家心理の改善につながった。
TOPIXは0.42%安の3924.24ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.43%安の2024.07ポイントだった。プライム市場の売買代金は12兆5012億2000万円だった。東証33業種では、値上がりは鉱業や証券、石油・石炭製品など10業種、値下がりは非鉄金属や金属製品、空運など23業種だった。
決算が嫌気された伊藤園が大きく下げたほか、三井金属や安川電機も大幅安だった。一方、ソフトウエアに対するAI脅威論への警戒感が和らぐ中、SHIFTや任天堂が大幅高となった。ソフトバンクグループはマイナスに転じる場面もあったがプラスで終え、上場来高値(株式分割考慮後)を更新した。
新興株式市場は、東証グロース市場250指数が1.52%安の771.72ポイントと、3日続落した。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが439銘柄(28%)、値下がりは1091銘柄(69%)、変わらずは33銘柄(2%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 66734.24 -200.09 66629.6 65,551.13
─66,748.0
6
TOPIX 3924.24 -16.46 3913.4 3,874.88─
3,924.26
プライム指数 2024.07 -8.67 2017.24 1,998.68─
2,024.07
スタンダード指数 1616.64 -16.15 1623.52 1,600.31─
1,623.52
グロース指数 986.69 -14.41 995.45 967.10─99
5.45
グロース250指数 771.72 -11.88 778.87 754.87─77
8.87
東証出来高(万株) 274464 東証売買代金(億円) 125012.2