[31日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は31日放送のインタビューで、冬を迎える前にロシアとの停戦合意に向けた協議を推進したいと述べた。
米国仲介の協議は、米国がイラン紛争に注力しているため停滞している。
ウクライナは、同国軍がロシアの石油関連施設を中心に攻撃を強化する一方で、国内でのロシア軍の進軍が減速していると指摘している。
ゼレンスキー氏はCBSテレビの番組「フェース・ザ・ネーション」で、ロシアが戦場で主導権を失い始めたと指摘した。
「冬まで時間がある。それまでに協議を行う外交的方法を見つける必要がある」と述べた。ロシア側が協議のテーブルにつくかどうかは、プーチン大統領への圧力次第だとし、「ロシア社会の圧力。それは高まっていると思う。制裁による圧力もだ。制裁を解除するのではなく、さらに強化することだ」と語った。
欧州の支援を受けての交渉やロシアとの2国間協議の可能性もあるとしたが、ロシアにさらに厳しい制裁を科すよう繰り返した。
欧州のミサイル防衛プログラムがなく、防空ミサイルの確保で米国の支援を必要としているとし、「われわれが欧州の対弾道ミサイルシステムを製造する時まで、米国の支援が必要だ」と語った。
ドローン(無人機)の共同技術に関して米国との合意成立を望んでおり、ウクライナはロシアのドローンやミサイルを5年間にわたり撃墜してきた知見を提供できると説明した。
すでに中東や欧州の複数の国とドローンに関する合意を締結しているとした上で、「現在、EUとの大規模なドローン合意を準備している。米国のパートナーたちともそのような決定を下せることを期待している」と述べた。