Raju Gopalakrishnan

[シンガポール 30日 ロイター] - フィリピンのテオドロ国防相は30日、今月行われたトランプ米大統領と習近平中国国家主席の首脳会談で米中間の緊張が緩和したにもかかわらず、フィリピンは引き続き中国から「深刻な脅威」にさらされているという認識を示した。

「アジア安全保障会議(シャングリラ会合)」の合間にロイターのインタビューに応じた。

テオドロ氏は、米国や中国のような国々が緊張緩和を図るのは当然のことだとし、「防衛面で対等な関係にある場合、両国が持つ深みゆえに、相互の尊重と調整能力が生まれるからだ」と指摘。

「しかし、領土面でも政治面でも中国から深刻な脅威にさらされているフィリピンのような国にとっては、強靭性を高め、中国の侵略に立ち向かう以外に選択肢はない」と述べた。

近年、フィリピンと中国は南シナ海で度重なる海上対峙を繰り返している。

テオドロ氏は、相互防衛条約に基づく米国によるフィリピンへの関与が、米中首脳会談や中東での戦争の影響を受けている兆候はないと述べた。

また、米国の関与は、日本、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド(NZ)など他の同盟国とフィリピンの防衛関係によって「補強」されているとし、「共通の脅威が存在するため、少なくとも抑止の段階においては、より多くの関係者が加わることで、米国のコミットメントはより強固になる」と語った。

フィリピンの対中政策は、圧力に抵抗することで強靭性を構築し、必要に応じて同盟関係を強化し、防衛インフラを「非常に現実的かつ迅速な方法で」刷新することだとした。

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