Michael S. Derby
[29日 ロイター] - 米フィラデルフィア地区連銀のポールソン総裁は29日、「緩やかに引き締め的」な金融政策は、インフレ圧力が依然として高すぎる不確実な見通しに対して「適切な位置にある」との認識を示した。
同総裁はニュージャージー州で行われた講演で、連邦準備理事会(FRB)の金利政策は「リスクが顕在化した場合に対応する」態勢が整っていると指摘。その上で「市場参加者が、政策金利が長期間据え置かれるシナリオと、さらなる引き締めが必要となるシナリオの両方を考慮していることは健全だと思う」と述べた。
現行のインフレ率については「イラン戦争が始まる前から高すぎた」と指摘。インフレ圧力が経済に重くのしかかっているとしつつ、FRBの現行の金融政策がインフレ高進の抑制に寄与しているとの見方を示した。
総裁はまた、金融政策は見通しに対して「適切な位置」にあり、金利を据え置くことで、FRBはデータを見極める余地が生まれると述べた。