Faith Hung Jeanny Kao
[台北 29日 ロイター] - 台湾行政院(内閣)主計総処は29日、人工知能(AI)関連技術の需要急増を背景に、2026年の台湾の経済成長率が16年ぶりの高水準になるとの見通しを示した。
域内総生産(GDP)は前年比9.64%増となる見込みで、10.25%を記録した10年以来の高い伸びとなる。2月時点の予測値7.71%から上方修正された。
25年の成長率は8.76%と、AIの旺盛な需要を受け、15年ぶりの高い伸びとなった。
26年第1・四半期の成長率は速報値の13.69%から14.55%に上方修正された。四半期ベースとしてはほぼ48年ぶりの高い伸びとなった。
主計総処は声明で「AI、高性能コンピューティング、クラウドインフラへの需要が予想を上回った」とし、「(クラウドサービス事業者が)設備投資を引き上げた」と説明した。
アナリストらによると、力強い経済成長を受け、台湾中央銀行が年内を通じて金利を据え置くとの見方が強まった。
元富証券投資顧問のアナリスト、ケビン・ワン氏は「インフレ圧力はなく、中銀が金融政策を使う必要はない」と述べ、「利上げも利下げも今年は行われないだろう」と語った。
主計総処は26年の輸出が前年比39.77%増と、過去50年で最も速いペースで伸びると予想している。前回予測は22.22%だった。
また、26年の消費者物価指数(CPI)上昇率は1.93%になると見込んでいる。中銀の目標である2%を下回るものの、前回予測の1.68%をわずかに上回る。