Takaya Yamaguchi
[東京 29日 ロイター] - 政府が近く閣議決定する2026年度一般会計予算案の全容が29日、判明した。歳出総額は3兆1135億円とし、財源は全額赤字国債とする。一方、25年度に予定していた3兆円分の国債発行を取りやめ、26年度の市中発行額は増やさない。補正編成に伴う利付年限債の増減も見送る。
複数の政府筋が明らかにした。
歳出は、1)重点支援地方交付金1000億円、2)一般予備費5135億円、3)中東情勢等対応予備費2兆5000億円――が柱。
中東紛争に伴うエネルギー価格高騰に対処し、「リスクの最小化」の観点から、万全の備えを取る。補正編成に先立ち、電気・ガス代支援として支出した予備費5135億円を全額補填し、一般予備費は1兆円に復元する。
補正予算案は3日に国会に提出し、衆参各院で片山さつき財務相が財政演説と、各党の質疑を実施。4日に衆院を通過させ、5日に参院本会議で可決、成立させる構え。
早期の補正編成と併せ、財政に配慮する姿も示す。歳入では、赤字国債が増額となる一方、25年度分の赤字国債のうち、出納整理期間に発行予定としている3兆円分は減額できる見通しとしている。