Foo Yun Chee

[ブリュッセル 27日 ロイター] - 欧州連合(EU)欧州委員会は27日、ビッグテックへの依存を減らし、域内企業を育成する取り組みの一環として、貴重な移動体衛星通信用周波数帯の大部分を欧州企業に割り当て、米国事業者が取得できる割合を縮小する計画を発表した。

欧州委によると、周波数帯の3分の1は、安全保障や軍事などの国家用途に確保され、残りの3分の2は商業利用のためにEU加盟国と非加盟国の事業者に均等に割り当てられる。

アナリストらによると、米実業家イーロン・マスク氏の衛星通信事業「スターリンク」などが不利な立場に立たされる可能性がある。

欧州委のビルクネン上級副委員長(技術主権担当)は記者会見で「われわれは欧州の競争力を高めたい。欧州の安全保障を強化したい。新たな技術的可能性を取り入れたい。そしてこれら全てを、現在変化しつつある地政学的状況を考慮に入れて実現したい」と説明。「われわれの提案はこれら全ての要件を満たしている」と語った。

この提案が米国企業を標的にしているのではないかという、予想される米国の批判を念頭に「われわれは非常に透明性が高く、公平だ」と述べた。

提案は法律として成立する前に、EU加盟国や欧州議会との協議を経る必要がある。

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