[メキシコシティ 27日 ロイター] - 米クルーズ船大手ロイヤル・カリビアン・グループは、メキシコ南部のカリブ海沿岸に大規模なウォーターパークを建設する計画を断念した。同国環境天然資源省がプロジェクトの環境許可申請を却下したことが理由。メキシコのシェインバウム大統領が27日、定例記者会見で明らかにした。
同省は先週、提案されていた「パーフェクト・デー」パークの立地が、保護区に指定されたマングローブ林や世界第2位の規模を誇るサンゴ礁「メソアメリカ・バリア・リーフ」に近い沿岸の町の生態系に対して過度に破壊的だと判断し、却下を決めた。プロジェクトを巡っては、環境への影響を懸念する住民や環境保護活動家から強い反発が起きていた。
シェインバウム氏は「プロジェクトは同地では実施されない」と述べ、政府は同社と協議を行い、環境への影響が少ない地域への開発計画の移転を検討していると付け加えた。
一方ロイヤル・カリビアンは最初の許可却下を受けて、メキシコへの投資については楽観的で、利害関係者とほかの提案について協議する計画だと述べていた。
かつて「最大、最強、最も大胆な」目的地と宣伝されていたこの開発計画は、当初は当局が高い持続可能性基準を満たすと主張していた総額15億ドルの投資案の一部だった。