Michael S. Derby
[27日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のジェファーソン副議長は27日、インフレ見通しに対する上振れリスクが続く中でも、現在の金融政策は適切な位置にあるとの見方を示した。
日本銀行金融研究所主催2026年国際コンファランスでの講演原稿で、3.5─3.75%という現在のフェデラル・ファンド(FF)金利の誘導目標について、FRBが「入手するデータ、変化する見通し、リスクのバランスに基づいて経済情勢に対応する上で良い位置」にあると述べた。
金融政策の見通しを巡り具体的な言及はせず、6月16─17日の連邦公開市場委員会(FOMC)について「予断を持たず、われわれの二つの責務の目標を最善の形で達成するために必要な政策について議論することを楽しみにしている」と述べた。
米国はかなりの量の原油を生産しているものの、中東紛争に伴うエネルギー供給の混乱から完全に遮断されているわけではないとし、インフレ圧力は年内に和らぐとみているが、見通しには上振れリスクがあると述べた。
米経済については、雇用と解雇がともに低水準にとどまる安定した労働市場の下で、堅調に推移していると指摘。ただ、労働市場のリスクは下振れ方向に傾いているとした。