[香港 27日 ロイター] - 香港の外資系銀行や中国系銀行が、中国当局が主導する越境投資取り締まりへの対応を急いでいることが、関連文書や事情に詳しい関係者の話で分かった。

中国は22日、国内の資金を海外の証券、先物、ファンド商品に違法に向かわせる越境取引に対する取り締まりを発表し、海外市場に資金を違法に送ったとされる証券会社に罰則を科すと明らかにした。一方、香港の証券規制当局は同業界に対する規制を強化した。

関係者によると、英HSBCは投資口座開設を求める中国本土の顧客に対し、資金が中国国内ではなく海外からのものであることを確認する宣誓書への署名を求めている。

別の関係者によれば、HSBC傘下の恒生銀行も中国本土の顧客に対し、同様の書面を送ったという。

さらに別の関係筋によると、中国銀行(香港)も今週から、投資口座開設時に顧客に対し資金の出所を明確にするよう求めている。

こうした動きは、中国当局による取り締まりの影響が証券業界以外にも広がっていることを示している。

香港金融管理局(HKMA)は同日付の通達で、認可銀行に対し新規の取引口座開設に関する管理を強化するよう求めた。

香港銀行協会の広報担当者は、中国本土の顧客に対する投資口座の要件強化について「口座開設手続きに大きな影響はない」と述べた。その上で、銀行業界は最新の規制ガイドラインに従って見直しを行うと述べた。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。