Jaspreet Singh

[27日 ロイター] - 米ヒューレット・パッカード(HP)が27日発表した第2・四半期(2─4月期)決算は売上高と利益がいずれも市場予想を上回った。人工知能(AI)対応パソコンの旺盛な需要に加え、米マイクロソフトの基本ソフト(OS)「ウィンドウズ11」への更新需要が寄与した。ただ、メモリー半導体のコスト上昇が利益率を圧迫するとの見通しも示した。

第2・四半期の売上高は前年同期比9%増の144億1000万ドルとなり、LSEG集計によるアナリスト予想平均の140億7000万ドルを上回った。調整後1株利益(EPS)も0.86ドルと、市場予想の0.71ドルを超えた。

HPやデル・テクノロジーズ、中国のレノボ・グループなどパソコンメーカー各社は現在、メモリー半導体不足への対応を迫られている。半導体はデータセンター建設の拡大で供給能力が逼迫し、スマートフォンやパソコン向けの価格上昇を招いている。半導体不足を受けて一部企業は利益率の高いプレミアム機種への切り替え戦略を推進した。

カレン・パークヒル最高財務責任者(CFO)は、製品の構成変更、より安価な部品の調達、利益率の高い製品の優先などを通じて「メモリーコストを引き下げるための意図的な取り組み」を実施したと説明。商品コスト上昇に応じた価格調整も行ったとした。

それでも、HPはメモリー半導体不足により営業利益率が第4・四半期に底に達するとの見通しを示した。2027年度にかけて改善していく見込みという。

AI対応パソコンの出荷は急速に拡大しており、第2・四半期にはパソコン総出荷台数の44%を占めた。前四半期の35%超から大きく上昇した。

HPはAIパソコンの出荷比率がさらに高まると予想しており、27年度には60─70%、28年度には70%超に達するとの見通しを示した。

HPは26年度通期の調整後EPS見通しを2.90―3.10ドルとし、従来予想の2.90―3.20ドルから上限を引き下げた。第3・四半期の調整後EPS見通しは0.61―0.71ドルで、中間値は市場予想の0.64ドルを小幅上回った。

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