Jaspreet Singh
[27日 ロイター] - 米ヒューレット・パッカード(HP)が27日発表した第2・四半期(2─4月期)決算は売上高と利益がいずれも市場予想を上回った。人工知能(AI)対応パソコン向けの旺盛な需要に加え、米マイクロソフトの基本ソフト(OS)「ウィンドウズ11」への更新需要が寄与した。
第2・四半期の売上高は前年同期比9%増の144億1000万ドルとなり、LSEG集計によるアナリスト予想平均の140億7000万ドルを上回った。調整後1株利益(EPS)も0.86ドルと、市場予想の0.71ドルを超えた。
ブルース・ブルサード暫定最高経営責任者(CEO)は声明で「第2・四半期は商品コスト上昇への対応を進める一方、インテリジェントデバイス、エッジAI(端末で動作するAI)、接続型サービス体験を軸とした『Future of Work(働き方の未来)』戦略を引き続き推進した」と説明した。
HPは2026年度通期の調整後EPS見通しを2.90―3.10ドルとし、従来予想の2.90―3.20ドルから上限を引き下げた。第3・四半期の調整後EPS見通しは0.61―0.71ドルで、中間値は市場予想の0.64ドルを小幅上回った。
HPやデル・テクノロジーズ、中国のレノボ・グループなどパソコンメーカー各社は現在、メモリー半導体不足への対応を迫られている。半導体はデータセンター建設の拡大で供給能力が逼迫し、スマートフォンやパソコン向けの価格上昇を招いている。半導体不足を受けて一部企業は利益率の高いプレミアム機種への切り替え戦略を推進した。