[北京/アムステルダム 27日 ロイター] - 中国軍は27日、南シナ海の西沙(英語名パラセル)諸島に不法に侵入したとして、オランダのフリゲート艦を退去させるため海軍と空軍を動員したと明らかにした。
オランダ側はフリゲート艦が国際法に従って行動していたとしている。
中国人民解放軍南部戦区の報道官は、艦載ヘリコプターが繰り返し離陸し、「中国の領空に侵入した」と述べた。
その上で、こうした行為に「断固として反対」するとし、オランダ側に挑発行為を直ちにやめるよう要求するとともに、中国軍は国家の主権と安全を断固として守ると表明した。
オランダはフリゲート艦が外交、安全保障、経済上の理由から南シナ海を航行していたと説明した。詳細についてはコメントを控えた。
中国はブルネイ、インドネシア、マレーシア、フィリピン、ベトナムも領有権を主張する海域を含め、南シナ海のほぼ全域を自国の領海と主張している。
オランダ・ハーグの仲裁裁判所は2016年、中国の領有権主張は国際法で裏付けられていないとの判断を示したが、中国はこの決定を拒否している。