Trevor Hunnicutt Elwely Elwelly Jana Choukeir

[27日 ロイター] - トランプ米大統領は27日、戦闘終結に向けた合意の一環としてイランとオマーンがホルムズ海峡の船舶航行を管理するという報道を一蹴し、合意が依然として遠いことを示唆した。

イラン国営テレビは同日、米国との戦闘終結に向けた覚書を巡り、イランが1カ月以内にホルムズ海峡の商船の通航を紛争前の水準に戻し、イランとオマーンが海峡の船舶通航を共同で管理するという非公式の草案を入手したと報じた。米国がイラン周辺から軍を撤退させ、海上封鎖を解除することも盛り込まれている。米ホワイトハウスはイランの報道を「完全なねつ造だ」と否定した。

トランプ氏は閣議で、いかなる国も海峡を支配することはないと述べ、数十年にわたり軍事・経済面で関係を築いてきたオマーンに対して脅しとも取れる発言をした。

「誰も(海峡を)支配することはできない」とし、「国際水域であり、オマーンも他の国々と同様に振る舞うことになる。さもなければオマーンを吹き飛ばさなければならない。彼らはそれを理解しており、問題はないだろう」と述べた。

イラン国会国家安全保障委員会のアジジ委員長は、トランプ氏の「レトリック」によってイランがウラン濃縮や海峡の管理、制裁解除の要求を断念することはないと表明。

「トランプ氏が戦略的な行き詰まりから抜け出す道を探る中で、脅しと合意の呼びかけを交互に繰り返していることは明らかだ」とXに投稿した。

こうした発言は、双方の立場に依然として大きな隔たりがあることを示している。

イラン国営テレビの報道は核開発を巡る問題には言及しなかった。

イランの情報筋はこれまで、核問題を巡る協議は第2段階の交渉で行われるとしている。

ルビオ米国務長官は閣議で「肝心なのは、イランが核兵器を保有することは決してないということだ」と述べた。

こうした中、イランのイスラム革命防衛隊海軍は27日、過去24時間に石油タンカーやコンテナ船などを含む23隻が軍の許可を得てホルムズ海峡を通過したと発表した。

イランとの戦争はトランプ氏に国内政治上の問題ももたらしている。中間選挙まで6カ月を切る中、世論調査では戦争が国民の間で極めて不評であることが示されている。

ただ、トランプ氏は27日の閣議で、戦争が長期化することによる政治的悪影響を懸念していないと述べ、11月の中間選挙によって自身が合意を迫られるとイラン指導部が考えているなら誤算だと指摘した。

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