Yuliia Dysa Daniel Flynn
[キーウ 27日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は27日、ロシアによる新たな攻撃の脅威が高まっていることを受け、トランプ米大統領に対し、ウクライナへの防空システムと迎撃ミサイルの支援を要請した。
ロイターがトランプ大統領および米議会宛ての書簡を入手した。
その中でゼレンスキー氏は、弾道ミサイルがロシアにとって「戦場における最後の大きな優位性」であるとし、米国による防空支援を求めた。
ウクライナがロシアの弾道ミサイルを撃墜できる唯一の手段は、地対空ミサイルシステム「パトリオット」だが、4年に及ぶ戦争でウクライナの迎撃ミサイルは不足しているほか、米・イスラエルとイランとの戦争によって資源がさらに不足する恐れがある。
トランプ氏の大統領就任以来、ウクライナは欧州の同盟国が資金提供するNATO(北大西洋条約機構)の優先リスト(PURL)イニシアチブを通じてパトリオットミサイルを購入している。しかしゼレンスキー氏は、「同プログラムを通じた現在の納入ペースは、われわれが直面している脅威の現実に追いついていない」と危機感を訴えた。
ロシアは24日に実施した大規模攻撃でウクライナに対し30発の弾道ミサイルを発射。キーウ近郊には極超音速ミサイル「オレシニク」も発射された。
ウクライナ空軍によると、そのうち撃墜されたのは11発だけだった。