Elwely Elwelly Emily Giles Amy McConaghy
[ドバイ/ロンドン 27日 ロイター] - 長期にわたって国際インターネット接続が遮断されていたイランで、インターネット接続が再開したことが分かった。多くの国民がソーシャルメディア復活に喜びの声を上げた。
編集者のアリレザ・ジャファルザデ氏は自身のインスタグラムアカウントに「世界史上最長のインターネット遮断が終了した。88日ぶりのあいさつだ」と投稿した。
ハシェミ通信情報技術相は27日、「イラン国民は自由な通信、明るい未来、そして活気ある経済を享受する権利がある」と述べた。さらに、「大統領がインターネットの再開と通信の安定回復に尽力していることは、理性的な判断と国民への支持を示す明確な証拠だ」とした。国営メディアが報じた。
一方、インターネット監視団体NetBlocksのディレクター、アルプ・トーカー氏は、復旧作業には地方によっては数時間、数日、あるいは数週間かかるとの見通しを示した。接続状況は依然として不安定で、アクセスは厳しく制限されており、VPNなしではワッツアップなどのプラットフォームにアクセスできないという。
長期にわたるインターネット遮断は、国民の自由を制限するだけでなく、企業にも打撃を与え、戦争と米国の制裁によって既に疲弊している同国経済に追い打ちをかけている。
イランのペゼシュキアン大統領は25日、国際的なインターネットへのアクセス再開を命じた。イラン国営メディアが通信省報道官の話として報じた。
イラン当局は1月8日に全国規模の反政府抗議活動への対応としてインターネットを遮断。2月に入って接続は徐々に回復したものの、2月28日の米国とイスラエルによるイランに対する軍事攻撃開始を受け、再び遮断された。
イランでは平時でも多くのサイトが検閲を受けるなど、インターネットへのアクセスは厳しく制限されている。