Abinaya V
[ベンガルール 26日 ロイター] - グローバル企業は人工知能(AI)が生産性を向上させるとともに業務の外部企業委託に対する依存度を低下させており、インドのコストセンターで内製化する業務を拡大している。複数の経営幹部がベンガルールで開催されたロイター・サミットで語った。
この動きは多国籍企業のインド事業の活用状況を巡る構造的な変化を反映している。インド事業はコスト削減に注力したサポート業務という役割を越え、エンジニアリング、製品開発、分析のような中核機能を自ら所有・統括するセンターに移行している。
独トラック大手ダイムラー・トラックのインド・イノベーション・センター長のラダクリシュナン・コダッカル氏は、ベンガルール拠点が中核的なソフトウエアや、車両の性能を左右する重要なアルゴリズムの開発を内製化していると明らかにした。
コダッカル氏は「競争上の優位性」をもたらす領域、とりわけ車両の性能や安全性に直接影響するソフトウエアについて、外部ではなく社内での管理を優先していると述べた。ダイムラー・トラックは中核的かつ継続的だとみなす活動を自社内にとどめ、事業ごとに変動するような機能で外部委託企業を利用する方針だという。
5000人以上をインドで雇用している米小売り大手ターゲットは既に社内チームに大きく依存している。ターゲット・インディアの責任者であるアンドレア・ザイマーマン氏は「われわれは既にテクノロジーの大部分を内製化している」と述べ、外部の提携企業は主に「柔軟性を提供してくれる」と付け加えた。