Sethuraman N R
[ニューデリー 26日 ロイター] - インド政府系の石炭世界最大手コール・インディアが、子会社8社に対して発電所への石炭供給拡大を促した。猛烈な熱波に伴い国内の電力需要が過去最高に達しているためで、電力不足を回避することが目的だ。事情に詳しい関係者2人が明らかにした。
エルニーニョ現象による記録的な猛暑がインドの電力網に負担をかけており、再生可能エネルギーが利用できない夜間を中心に国内の一部の地域で停電が発生している。
電力省の諮問機関、中央電力局の最新データによると、21カ所の石炭火力発電所で石炭在庫が深刻な低水準に落ち込んでおり、賄える需要は1週間分に満たない状況だ。
コール・インディアは子会社に、鉄道を含むあらゆる輸送手段を活用して鉱山から発電所へ石炭を直接輸送して出荷量を最大化するよう指示している。
同社は26日、特に物流が困難な地域に位置する電力会社に、需要のピーク前に在庫を積み増すよう求めた。
インドのピーク電力需要は先週、過去最高の270.8ギガワット(GW)を記録した。