Timothy Gardner
[ワシントン 26日 ロイター] - 米国とタイは、米国産液化天然ガス(LNG)の新たな長期供給に向けた交渉を加速させている。主要輸出国カタールの生産施設がイランでの戦争で被害を受けたことが背景にある。2人の関係筋が26日明らかにした。
匿名を条件に語った関係筋によると、交渉の核心は米企業ベンチャー・グローバル とタイの国営エネルギー大手PTTの間の長期契約。関係筋は交渉中の新たなLNG契約の供給量や期間について詳細を明かさなかったが、こうした契約は通常15年以上に及ぶ。
トランプ米政権とタイ政府は昨年10月の貿易交渉後の共同声明で、タイ企業がLNG、原油、エタンを含む米国のエネルギー製品を年間約54億ドル購入する見通しを示していた。
米国とイスラエルが2月28日にイラン攻撃を開始すると、イランはカタールのラスラファンにあるLNGインフラを攻撃。カタールのLNG輸出能力の17%、年間1280万トン相当がこれによって破壊された。
カタールは米国に次いで世界第2位のLNG輸出国。国営カタールエナジーの最高経営責任者(CEO)を兼ねるカアビ・エネルギー担当国務相はロイターに対して、設備の修復に3年から5年かかる可能性があると語った。
ベンチャー・グローバルの広報担当者はコメントを拒否した。PTTはコメントの要請にすぐに応じなかった。