Andrius Sytas

[リガ 26日 ロイター] - リトアニアの通信規制当局者は26日、ロシアがGPS(全地球測位システム)を妨害するためロシア領の飛び地カリーニングラードの設備を増強しているとロイターに明らかにした。妨害が可能になる範囲は半径最大450キロと推計され、エストニア、ラトビア、リトアニア全域、ポーランドの大部分、フィンランド、スウェーデン、ベラルーシの一部、バルト海に及ぶ可能性がある。

当局者によると、ロシアはカリーニングラードで位置情報システムを混乱させるためにGPSに偽信号を送信する「スプーフィング」用のアンテナを現在36基と、2025年初旬の3基から増強した。

当局者は、断続的な妨害は23年のリトアニアでのNATO首脳会議を機に始まり、現在ではインフラが整備され、妨害は体系的で恒常的なものとなっていると指摘した。

22年のウクライナ侵攻以来、欧州各国はロシアによるGPSへの妨害行為を度々非難している。一方、ロシア側は西側諸国による中傷行為だと主張し、否定している。

昨年、スペインのロブレス国防相が搭乗した軍用機がカリーニングラード付近でGPSの妨害を受けたほか、欧州連合(EU)欧州委員会のフォンデアライエン委員長が搭乗した航空機もブルガリアへ向かう途中で妨害を受けた。

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