Pooja Menon Emily Chow
[シンガポール 26日 ロイター] - 26日アジア時間の原油市場で、北海ブレント先物が2%超上昇した。米軍がイラン南部で自衛目的の攻撃を実施したと発表したことを受け、市場の警戒感が続いている。
0405GMT(日本時間午後1時05分)時点で、北海ブレント先物は1.98ドル(2.1%)高の1バレル=98.12ドル。前日は7%下落していた。
米WTI先物は91.79ドル。前日の最終取引価格から小幅に上昇したものの、22日の清算値からは4.81ドル(5%)下落している。25日は米国がメモリアルデーの祝日のため、清算値は算出されなかった。
オンライン取引プラットフォーム「Moomoo Australia」のマイケル・マッカーシー最高経営責任者(CEO)は、和平合意への期待から両指標とも夜間に下落したものの、イラン南部への米軍の攻撃などがブレント価格を押し上げ、WTIとの価格差を拡大させたと述べた。
米中央軍は25日、イラン南部で機雷を敷設しようとしていた船舶やミサイル発射拠点を標的に攻撃を実施したと発表。「イラン軍の脅威から米軍部隊を守るため」に行われたと説明した。
ルビオ米国務長官は26日、イランとの合意に関する文言の交渉については「数日かかる」可能性があると述べた。
イランと米国の戦闘終結に向けた協議でイラン側の交渉責任者を務めるガリバフ国会議長とアラグチ外相は25日、カタールの首都ドーハを訪問し、米国との合意の可能性についてカタールのムハンマド首相と協議した。
一方、トランプ大統領はイランに対し、廃棄を目的に濃縮ウランを米国に引き渡すよう改めて要求した。
IGの市場アナリスト、トニー・サイカモア氏は「これまでの5回の試みと同様に、合意が土壇場で崩壊する可能性があることを痛感させるものだ」と述べた。