[上海 26日 ロイター] - 中国の開源証券によると、祝日明け26日の香港株式市場は売り圧力にさらされる見通しだ。中国当局が先週、国内の資金を海外の証券、先物、ファンド商品に違法に向かわせる越境取引に対する取り締まりを発表したことを受け、香港における約300億米ドル相当の投資に影響が及ぶと試算している。
中国証券監督管理委員会(証監会)は22日、国内ライセンスを持たずに中国国内でビジネスを行ったとして、オンライン証券会社の老虎(タイガー)、富途、長橋証券(ロングブリッジ)に罰則を科した。
業界全体を対象としたこの取り締まりは、2年以内に違法な取引口座を清算することも求めており、開源証券の試算によると、香港域内の2940億香港ドルを含め、最大4200億香港ドル(536億1000万米ドル)相当の資産に影響を及ぼす可能性がある。
同社はリポートで「短期的には市場を動揺させる可能性があるが、流動性への長期的な影響は限定的だ」と指摘した。
この取り締まりによる影響はすでに米国で見られ、中国の発表を受けて22日のナスダック・ゴールデン・ドラゴン・チャイナ指数は2%下落した。
米上場のクレーンシェアーズCSIチャイナ・インターネットETF(上場投資信託)も約3%下落、タイガーの親会社であるアップ・フィンテックは25%急落した。
香港市場の取引再開に伴い、中国本土の投資家に人気のハンセンテック指数も打撃を受ける可能性がある。
香港の小型株も流動性低下の影響を受けやすく、耀才証券金融集団など香港の小規模証券会社が売り圧力にさらされる可能性がある。