Giulio Piovaccari

[ローマ 25日 ロイター] - イタリアの高級スポーツ車メーカー、フェラーリは25日、同社初となる完全電気自動車(EV)「ルーチェ」を発表した。競合する独ポルシェや伊ランボルギーニが需要低迷を理由にEVシフトへの野心を縮小する中、フェラーリはEVへの転換で大きな賭けに出る。

イタリア語で「光」を意味するルーチェと名付けられたこの4ドア車は、米アップルの元最高デザイナー責任者ジョニー・アイブ氏と同氏が率いるデザインチーム「ラブフロム」の協力を得て開発され、フェラーリ初の5人乗りモデルとなる。裕福な家族層をターゲットに、快適なシート、高性能テクノロジー、容量600リットルのトランクを装備。価格は55万ユーロ(64万ドル)で、2026年第4・四半期に納車開始予定だ。

ベネデット・ビーニャ最高経営責任者(CEO)はローマに集まった200人以上の記者団に対し「これは5年間の取り組みの成果だ」と述べた。

フェラーリはルーチェにより、EVが既に普及し、大型ガソリン車に重税が課されている中国などの市場への進出を拡大する機会が得られることに期待している。

同社によると、ルーチェの最高速度は時速310キロ超、航続距離は500キロを超える。

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