[ロンドン 21日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)のテイラー金融政策委員は21日、イラン戦争に起因するエネルギー価格上昇によるインフレの二次的影響について、2022年のロシアによるウクライナ全面侵攻時と比べてリスクは小さいとの見方を示した。

テイラー氏はニュースプロバイダーMNI主催のイベントで、「現在の経済状況では、22年ほど二次的影響が顕在化する可能性は低いが、不確実な状況だ」と指摘。ただ、エネルギー価格高騰が英経済に与える影響に関して英中銀が示した3つのシナリオのうち、最悪のシナリオでは利上げが必要になる可能性があると述べた。

その上でテイラー氏は「現時点では、特に金融環境が引き締め的であることを踏まえると、インフレ圧力を当面十分に抑制できるだけの引き締め効果が金融システムにあると考えている」と述べた。

また、イラン戦争が賃金要求に与える影響は表面化するのにおそらく時間がかかるため、今後数カ月は企業による価格変更に関する情報に注目すべきとの見方を示した。

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