[14日 ロイター] - 米カンザスシティー地区連銀のシュミッド総裁は14日、数々の困難に対し「驚くべき耐性」を示してきた米国経済にとって、インフレは最大の脅威だと述べた。一方、雇用市場は安定しているとの見解を示した。

シュミッド氏は同連銀主催の会議で「インフレの継続は経済にとって最も差し迫ったリスクだと考えている。インフレ率はピーク時から大幅に緩和されたものの、管区内の企業経営幹部との議論から、依然として高すぎることは明らかだ」と述べた。

金利の見通しについてはコメントしなかった。しかし、インフレを強調するシュミッド氏の姿勢は、FRBのタカ派に属していることを示している。

シュミッド氏は今年の米連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を持たない。

また、「地政学的な動向は依然として不確実性を生み出している。米国は過去に比べて世界的なエネルギー供給の混乱の影響を受けにくくなっているものの、原油価格の高騰は依然として家計の購買力を低下させ、企業のコスト増につながっている」としながらも、こうした逆風にもかかわらず、米国および管区内の経済基盤は依然として健全だとの見解を示した。

労働市場については「失業率は歴史的な水準から見て比較的低く、労働市場は効果的に機能している。ただし、雇用も解雇も少ないという異例の状況下ではある」と述べた。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。