[ドバイ 14日 ロイター] - イランが一部の中国船舶に対して石油輸送の要衝ホルムズ海峡の航行の許可を開始したと、イラン当局に近いファルス通信が情報筋の話として報じた。中国の王毅外相らの要請に対し、中国との協力関係に基づき航行に同意したという。

船舶追跡データによると、イラク産原油200万バレルを積載した中国の超大型タンカーが13日、海峡を通過した。このタンカーは2カ月以上、ペルシャ湾で足止めされていた。

トランプ米大統領が中国で習近平国家主席と首脳会談を行ったタイミングで、イランによる許可が報じられた。両氏はエネルギーの自由な流通のためにホルムズ海峡の開放が必要との認識で一致した。

2月末の米イスラエルによる攻撃を受けて、イランはホルムズ海峡の航行を事実上封鎖。4月初旬に米イラン間で停戦合意された数日後に、米国がイランの港湾に対する封鎖を開始し、航行を巡る混乱が続いてきた。

イランはこれまでも、交戦に関与しない中立的な国の船舶の航行は、イラン軍と調整を行えば可能だとの立場を示しており、今回の動きが与える影響は明らかにはなっていない。

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