Tamiyuki Kihara

[東京 14日 ロイター] - 茂木敏充外相は14日午後、臨時会見を開き、日本関係船舶1隻が同日、ホルムズ海峡を通過したことを明らかにした。日本人乗組員4人が乗船しており、現在日本に向けて航行中という。イランへは通行料を支払っていないとも説明した。関係する日本企業名については公表しなかった。

茂木氏は通過が実現したことを「邦人保護の観点を含めて改めて前向きな動きと捉えている」と述べた。高市早苗首相も同日、自身のソーシャルメディアに「今回の船舶通過にあたっても、私からペゼシュキアン大統領への直接の働きかけを行ってきた」とした上で、「政府として引き続き、日本関係船舶を含む全ての船舶の一日も早いホルムズ海峡の通過の実現に向けて、あらゆる外交努力及び調整を積極的に続けていきます」と投稿した。ペルシャ湾内に残る日本関係船舶は39隻で、そのうち1隻に日本人乗組員3人が乗船しているという。

LSEGの船舶追跡データによると、ENEOSホールディングス系の石油タンカーが14日、ホルムズ海峡を通過したことが分かっている。タンカーの名前は「エネオス・エンデバー」。ケプラーの船舶追跡情報によると、2月下旬に積み出されたクウェート産原油120万バレルとアラブ首長国連邦(UAE)産原油70万バレルを輸送しており、6月3日に日本に到着する予定という。

(鬼原民幸)

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