[ソウル 14日 ロイター] - 韓国のサムスン電子が14日、労働組合に対して賃金交渉の再開を提案したと、労組幹部が会社からの書簡を引用して明らかにした。同社と労組は政府の仲介の下、交渉を続けていたが、合意に至らず協議は打ち切られた。
中央労働委員会も、ストライキの回避に向け、16日に政府仲介による新たな交渉を行うよう労使双方に呼びかけた。
労組代表は書簡について「制度化と透明性がなければ対話を続ける理由はない」と述べた。労組は賞与制度の抜本的な見直しを求めている。
サムスン電子からのコメントは現時点で得られていない。
労組は、同じ半導体メーカーのSKハイニックスとの間に賞与に大きな格差があるとして反発を強めている。要求が満たされなければ21日から18日間のストを実施する計画だ。
具潤哲財政経済相は14日、ストになれば韓国の経済成長や輸出、市場に重大なリスクをもたらすとし、何としても回避すべきだと述べた。
韓国経済は好調な半導体輸出への依存度を高めている。政府データによると、4月の輸出に占める半導体の割合は37%と、前年の20%から上昇した。