Patricia Zengerle
[ワシントン 13日 ロイター] - 米議会上院は13日、トランプ大統領が行っているイランへの軍事行動を議会が承認しない限り停止させる「戦争権限決議案」の審議を進める手続きを賛成49、反対50とわずか1票差で否決した。
決議案を提出したのは野党民主党のジェフ・マークリー議員。今年になって上院では、同様の決議案が既に6回否決されている。
今回民主党は1人を除く全員が賛成し、与党共和党からは以前より多い3人が支持に回ったため、これまでで最も僅差の結果になった。
1973年に制定された戦争権限法は、大統領が議会の承認なしに戦争ができる期間を原則として最長60日としており、5月1日がこの「60日ルール」の期限だった。
同法によるとそれ以降は行動を終了するか、議会に改めて承認を求めるか、部隊撤収の過程で「米軍の安全に関する不可避の軍事上の必要性」を理由に30日の期限延長を要請しなければならない。
トランプ氏は5月1日の期限について、イランとの停戦によって既に敵対行為は終了したと宣言。ただ民主党は、停戦によって期限が適用されないとするトランプ氏の主張に異議を唱え、紛争は継続中と主張している。
マークリー氏や他の民主党上院議員は、戦争が本当に終わるか、トランプ氏が議会に承認を求めてくるまで来週から毎週、別の戦争権限決議案を提出する方針を表明した。